昭和50年代の東北・上越新幹線開業前は、上野口では在来線に数多くの優等列車が走っていて栄華を誇っていた。
全盛期は『つばめ』『はと』などの優等列車が華々しい活躍をしていた東海道本線であったが、東海道新幹線開業後は多くの優等列車が消えてしまった。
それでも、東京から九州方面等を結ぶ寝台特急列車が数多く設定されていて幹線としての貫禄はあった。
東海道本線の東京口では183系・153系・165系・113系等の電車が活躍していた。
183系は特急『あまぎ』として東京~伊豆急下田間を運転されていた。
急行型の153系は『東海』『伊豆』など、165系は『ごてんば』の運用に就いていた。
また修学旅行用として製作された155系・167系も不定期列車等でその活躍する姿を見ることが出来た。
昭和56年に185系が活躍を始めた。
185系は老朽化した153系を置き換えるために製作された。
それに伴い急行『伊豆』は特急に格上げされて、特急『あまぎ』と共に『踊り子』と改称された。