昭和50年代半ば、大糸線は飯田線・身延線と並び旧型国電の宝庫だった。
北アルプスの山々を望む自然豊かな車窓も魅力の一つだった。
一見派手なスカイブルーの旧型国電も安曇野の風景によく溶け込んでいた。
大糸線は全長105.4キロメートルだが電化区間と非電化区間に別れていて運転形態も異なっていた。
全線を唯一直通する列車はディーゼル急行の『白馬』だけだった。
大糸線の貨物列車は南松本~信濃大町間に設定されていて、北松本支所のED60が担当していた。
ED60は大糸線と阪和線のみで活躍していた。
北松本には1~3号機の3両が配置されていた。
地元の通勤・通学、スキー客や登山者の貴重な足として親しまれてきた旧型国電だったが、
昭和56年7月に惜しまれながら引退していった。
形式 | 車号 |
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クモハ40 | 077 |
クモハ60 | 022 024 056 066 082 099 107 113 114 |
クモハ54 | 005 101 109 |
クモハ51 | 013 014 025 804 |
クモハ43 | 804 810 |
クハ68 | 001 011 017 |
クハ55 | 041 405 432 433 434 435 436 437 438 |
サハ57 | 401 402 |
サハ45 | 004 005 007 |
クモユニ81 | 003 |