大糸線の旧型国電・ED60・他

(昭和54~56年)




大糸線 旧型国電

まだ冬山の北アルプスをバックに早春の安曇野を旧型国電6連が軽快に走る

安曇沓掛~信濃常盤
(昭和56年3月)






昭和50年代半ば、大糸線は飯田線・身延線と並び旧型国電の宝庫だった。 北アルプスの山々を望む自然豊かな車窓も魅力の一つだった。 一見派手なスカイブルーの旧型国電も安曇野の風景によく溶け込んでいた。




大糸線 旧型国電 クハ55

サハ57改造のクハ55を先頭にした6連

安曇沓掛~信濃常盤
(昭和54年8月)









大糸線 旧型国電 クモハ43

クモハ43810を連結した旧国6連が木崎湖を目指して坂を駆けおりる

海ノ口~簗場
(昭和56年7月)









大糸線 旧型国電 クモハ40

両運転台のクモハ40077を先頭にした旧国6連
クモハ40は1両だけが配置されていた

安曇沓掛~信濃常盤
(昭和54年8月)









大糸線 旧型国電 クモハ40

クモハ40

稲尾 (昭和54年8月)









大糸線 旧型国電

冬になるとあたりは一面の銀世界

安曇沓掛
(昭和56年1月)









大糸線 旧型国電

冬場の過酷な条件の中でも旧国は頑張って走り続けた

海ノ口
(昭和56年1月)









大糸線 旧型国電

雪の降りしきる中スカイブルーの旧国が映える

海ノ口
(昭和56年1月)









大糸線 旧型国電

雪で覆われてしまった松川鉄橋を渡る

白馬~信濃森上
(昭和56年1月)









大糸線 旧型国電 北松本

北松本支所に勢ぞろいした大糸線の主役たち

北松本
(昭和56年3月)









大糸線 旧型国電 クモユニ81

大糸線名物の『海坊主』ことクモユニ81003
仲間のクモユニ81004~006はクモニ83101~103に転身したため営業線を走っていたクモユニ81はこの1両だけだった

北松本
(昭和56年3月)









大糸線 旧型国電 クハ55

ノーシル・ノーヘッダーのタイプのクハ55

北松本
(昭和56年3月)









大糸線 旧型国電 クモハ43

2扉車のクモハ43810
ルーツは合の子クモハ53

松本
(昭和56年5月)









大糸線 旧型国電 クモハ43

同じクモハ43でもこちらは切妻のクモハ43804

安曇沓掛~信濃常盤
(昭和54年8月)









大糸線 旧型国電 クモハ51

クモハ51

信濃大町
(昭和56年3月)









大糸線 旧型国電 クモハ60

クモハ60

北松本
(昭和56年3月)









大糸線 旧型国電 サハ45

元サロ45のサハ45車内
座席はサロ45の物をそのまま使用しているのでゆったりとしていた。

北松本
(昭和54年8月)






大糸線は全長105.4キロメートルだが電化区間と非電化区間に別れていて運転形態も異なっていた。 全線を唯一直通する列車はディーゼル急行の『白馬』だけだった。




大糸線 旧型国電

ECの終点 南小谷に到着
ここから先はDCにバトンタッチ

南小谷
(昭和56年3月)









大糸線 旧型国電 クハ55

南小谷でキハ55と顔を合わせたクハ55
シルヘッダーの付いているタイプ

南小谷
(昭和56年3月)









大糸線 キハ58

大糸線を全区間通しで走る唯一の列車、急行『白馬』
松本と金沢を結んでいた
糸魚川~金沢間は急行『しらゆき』に併結されていた

安曇沓掛~信濃常盤
(昭和54年8月)






大糸線の貨物列車は南松本~信濃大町間に設定されていて、北松本支所のED60が担当していた。 ED60は大糸線と阪和線のみで活躍していた。 北松本には1~3号機の3両が配置されていた。




大糸線 ED601

ED60のトップナンバーが貨物を牽いてやってきた

安曇沓掛~信濃常盤
(昭和54年8月)









大糸線 ED602

鹿島槍ヶ岳をバックに走るED60 2

安曇沓掛~信濃常盤
(昭和56年3月)









大糸線 ED60

水の張られた水田に影を映して

梓橋~有明
(昭和56年5月)









大糸線 DD16

信濃大町~糸魚川間は貨物列車の設定が無かったが、この日は珍しく工臨を見ることができた

海ノ口~簗場
(昭和56年7月)









大糸線 165系 急行 アルプス

新宿からは急行『アルプス』が乗り入れていた
冬場はスキー客で賑わっていて混雑していた

簗場
(昭和56年1月)









大糸線 165系 急行 アルプス

松川鉄橋を渡る『アルプス』

白馬~信濃森上
(昭和56年1月)









大糸線 165系 急行 アルプス

165系『アルプス』
ビッフェは営業していなかったがサハシ165が連結されていた

安曇沓掛~信濃常盤
(昭和56年3月)









大糸線 183系 あずさ

不定期で新宿から特急『あずさ』も乗り入れていた

安曇沓掛~信濃常盤
(昭和54年8月)









大糸線 クモニ83

単行で運転されていたクモニ83
三鷹区の所属

安曇沓掛
(昭和56年1月)









大糸線 キ100

雪深い大糸線では除雪作業は必要不可欠だった

海ノ口
(昭和56年1月)









大糸線 キ100

雪晴れの中、ひと休み

信濃木崎
(昭和56年1月)






地元の通勤・通学、スキー客や登山者の貴重な足として親しまれてきた旧型国電だったが、 昭和56年7月に惜しまれながら引退していった。




大糸線 旧型国電

緑の中を駆け抜ける

海ノ口~簗場
(昭和56年7月)









大糸線 旧型国電

雪煙を巻き上げて

安曇沓掛
(昭和56年1月)









大糸線 旧型国電

大糸線ホームで出発を待つ

松本
(昭和56年7月)









北松本支所配置の大糸線用旧型車(昭和55年12月)

形式車号
クモハ40 077
クモハ60 022 024 056 066 082 099 107 113 114
クモハ54 005 101 109
クモハ51 013 014 025 804
クモハ43 804 810
クハ68 001 011 017
クハ55 041 405 432 433 434 435 436 437 438
サハ57 401 402
サハ45 004 005 007
クモユニ81 003