さいはて ~道東にて~

(昭和58年)




根室本線

白く波立った海と雪原がどこまでも広がっていた









DD51

短編成の貨物列車が最東端を目指す









根室本線

気動車のエンジン音が雪原を遠ざかっていった






根室へ向かう列車はうっすらと雪をかぶった緩やかな丘陵の間を進んでいった。
車窓からは見える景色は丘の合間に原野が広がり、小さな岬を越えたときにちらりと見える海は深い藍色をしていた。
人の営みが小さく感じられる風景は『さいはて』という言葉がよく合う気がした。




根室

港町・根室には水揚げされた海産物などを積み込むためのヤードが広がっていた









根室

北海道では冷蔵車が断熱性を活かして保温目的としての輸送にも使われていた









DD51 客車列車

根室で出発を待つ根室本線の普通列車









根室本線

釧路~根室間を運行していた急行『ノサップ』









キハ40

雪原の中にぽつんとある駅で交換列車を待つキハ40









根室本線 DD51

DD51がエンジン音を響かせながらやってきた









根室本線

急行『ノサップ』が根室を目指して軽快に駆け抜けていった









根室本線

夜の帳と共に厳しい寒さがしのび寄ってきた