かつては至るところで荷物電車を見ることが出来た。
地味な存在であったがある時は旅客列車に連結されて、またある時は単独で活躍していた。
東海道線や中央線などの幹線でよく目にした車両はクモユニ74やクモニ83だった。
これらの車両は73系からの改造車であり、両運転台、全室が荷物・郵便スペースとなっていた。
飯田線・身延線・大糸線など地方路線でも荷物電車は活躍していた。
旧型国電の宝庫であったこれらの路線では特徴のある車両たちが活躍していた。
身延線・飯田線には半室を客室・残り半室を荷物・郵便スペースにした合造車が走っていた。
身延線にはクモハユニ44、飯田線にはクモハユニ64とクハユニ56が活躍していた。
首都圏の通勤路線である山手線・京浜東北線にも荷物電車は走っていた
通勤電車の合間を縫って17メートル車のクモニ13が活躍していた
荷物電車の主力だったクモユニ74・クモニ83などは73系改造の旧型車だった。
そのため老朽化した荷物電車を代替するためにクモニ143・クモユ141・クモユ143といった新性能車が製造された。