身延線の旧型国電とEF15他

(昭和55年)




身延線 旧型国電 クハ47

クハ47を先頭に早春の山峡を行く

下部~波高島
(昭和55年3月)






富士川に沿って甲府から富士までを結んでいる身延線は、私が訪問した昭和55年当時飯田線・大糸線と並んで旧型国電の宝庫だった。
身延線は前身が私鉄の身延富士鉄道だった。その為トンネル断面が小さく、身延線に入線する車両はパンタ部分を低屋根化していた。
また身延線にはクモハユニ44や62系のような身延線でしか見られない車両が在籍していて魅力の一つとなっていた。




身延線 旧型国電 クモハユニ44

身延線名物のクモハユニ44
写真の車両は全体が低屋根化されたクモハユニ44800

竪堀~入山瀬
(昭和55年2月)









身延線 旧型国電 クハ47

クハ47は小さな窓がきれいに並んでいて好印象だった

竪堀~入山瀬
(昭和55年2月)









身延線 旧型国電 クハ47003

前面がHゴム化されていないクハ47003

東花輪~甲斐上野
(昭和55年3月)









身延線 旧型国電 クハ47

こちらは前面が全てHゴム化されたクハ47
印象がかなり異なる

市川大門
(昭和55年3月)









身延線 旧型国電

貫通路があるタイプのクハ47 100番台
クハ58の改造車

下部~波高島
(昭和55年3月)









身延線 旧型国電

半流線型3扉のクハ68を先頭に

下部~波高島
(昭和55年3月)









身延線 旧型国電

つりかけのうなりも高らかに山間部へ分け入っていく

沼久保
(昭和55年5月)









身延線 旧型国電 クモハ41850

クモハ40からの改造車・クモハ41850

沼久保
(昭和55年2月)









身延線 旧型国電 クモハ60

クモハ60

下部~波高島
(昭和55年3月)









身延線 旧型国電

上方から見るとパンタ部分が低屋根化されているのがよくわかる

下部~波高島
(昭和55年3月)









身延線 旧型国電

旧国同士の交換
富士へ向かう列車はこれから山間に入っていく

鰍沢口
(昭和55年3月)









身延線 旧型国電

山間の小駅で一休み

沼久保
(昭和55年2月)









身延線 旧型国電

身延線名物のアコモ改造車62系

下部~波高島
(昭和55年5月)









身延線 旧型国電

新性能車の姿をしているが、制輪子の鉄粉が車体について錆がでて素性が隠せなかった
走り出すとつりかけの響きが他の旧国よりも車内に響いてうるさかった

竪堀~入山瀬
(昭和55年2月)






数年前まではEF10の初期型、さらに前はED17など貴重な機関車が走っていたが、私が訪問した昭和55年当時は貨物列車の牽引機はすべて甲府機関区のEF15が担当していた。
当時はEF15の活躍は至る所で見ることができたが、小編成の貨物列車を牽いて山間部を行くEF15の姿は好ましかった。




身延線 貨物列車 EF15

東花輪~甲斐上野
(昭和55年5月)









身延線 貨物列車 EF15

小編成の愛らしい貨物列車
F級電機では力を持て余していそうだ
ED17あたりが丁度良さそう!

下部~波高島
(昭和55年3月)









身延線 貨物列車 EF15

下部~波高島
(昭和55年5月)









身延線 貨物列車 EF15

冷え込んだ秋の早朝、EF15牽引の貨物列車が出発する
かつてはどこでも見られた腕木式信号機が懐かしい

鰍沢口
(昭和55年10月)









身延線 貨物列車 EF15

雨の山間部を行く

下部~波高島
(昭和55年3月)









身延線 貨物列車 EF15

富士山をバックに

沼久保
(昭和55年5月)






優等列車は急行『富士川』と『みのぶ』が走っていた。
『富士川』は甲府から静岡までを結んでいた。
『みのぶ』は新宿から身延までを不定期で運転されていた。
『みのぶ』は甲府~新宿を『アルプス』に併結されていた。




身延線 165系

急行『富士川』で活躍するクハ164
クハ153を165系連結用に改造された車両

沼久保
(昭和55年2月)









身延線 165系

竪堀~入山瀬
(昭和55年2月)









身延線 165系

165系 急行『富士川』

竪堀~入山瀬
(昭和55年2月)









身延線 165系

下部~波高島
(昭和55年5月)






ローカル列車は旧型国電の独壇場だった身延線にも新性能化の波が押し寄せてきて昭和56年に旧型国電はその使命を終えて引退していった。
新性能車と同等のアコモデーションで存命を図った62系も昭和59年には引退して身延線の車両はすべて新性能車に統一された。




身延線 旧型国電

2両目の車両は元サロ45のサハ45

東花輪~甲斐上野
(昭和55年5月)









身延線 旧型国電

秋の澄んだ空気の中を走る

鰍沢口~落井
(昭和55年10月)









身延線 旧型国電

吊りかけの音を高らかに響かせて

鰍沢口~落井
(昭和55年10月)









沼津機関区配置の身延線用旧型車(昭和55年12月)

形式車号
クモハ41 850
クモハ60 800 802 804 806 808 810 812 814 816
クハ55 301 319 440 441
クモハ51 800 802 805 808 810 812 814 816 818 820 822 824 826 828 830 850 852
クハ68 019 093 095 103 107 109
クモハユニ44 800 801 802 803
クハ47 001 003 005 006 007 008 051 053 055 057 059 061 063 065 067 100 106 110 112
サハ45 008 012
モハ62 000 001 500 501 502 503
クハ66 000 001 002 300 301 303