鹿島鉄道は石岡~鉾田間27.2㎞を結んでいる軌間1067㎜、全線が非電化の鉄道だった。
鹿島鉄道の前身は鹿島参宮鉄道である。
鹿島参宮鉄道は霞ケ浦北岸地方を常磐線と結ぶ目的で大正11年9月に会社が設立された。
最初に石岡~常陸小川間7.1㎞が大正13年6月8日に開業した。
その後大正15年8月15日に常陸小川~浜間、昭和3年2月1日に浜~玉造町間と徐々に路線を延伸していった。
昭和4年5月16日に玉造町~鉾田間が開通して、石岡~鉾田間の全線開業を果たした。
鹿島参宮鉄道はその名前の通り、当初は鹿島神宮への延伸も計画されていたが実現することはなかった。
昭和18年11月1日、戦時下の企業統制により竜ケ崎鉄道を合併して、鹿島参宮鉄道線は鉾田線となった。
昭和40年6月に常総筑波鉄道と合併して関東鉄道鉾田線になった。
収支の芳しくなかった鉾田線は昭和54年4月1日に関東鉄道から分離されて、鹿島鉄道として独立することになった。