昭和54年に東京から出発して西日本をぐるりとまわる撮影旅行に出掛けた。
当時中学生だった私はなるべく旅費を安く上げるために、乗車券は一筆書き切符を購入、優等列車は使わない計画を立てた。
(当時は『青春18きっぷ』がまだ発売されていなかった。)
その行程の中で、一筆書き切符の条件を成立させる為に名古屋から921列車に乗車した。
名古屋を15:19に出発するこの列車の行き先は紀勢線経由天王寺行き。
そう、この列車は新宮から寝台車を連結して『はやたま』の愛称となる伝統ある列車だった。
この列車に乗車する時に、名古屋~亀山間で撮影した写真が何枚かあった。
私が乗車していた921列車は亀山に16:51到着した。
出発は17:21で30分の停車時間があったので、亀山駅に隣接してあった亀山機関区を眺めて過ごした。
亀山機関区では紀勢線で活躍していたDF50の姿を見ることが出来た。
このときは駆け足の撮影旅行だったので、関西線・紀勢線の撮影に時間を割くことができなかった。
じっくりと撮影する時間がなく、残念ながらついで感のある写真しか撮影できなかった。
(乗車した921列車は牽引機がDD51だったこともあり、写真は1枚も撮影していなかった。)