EF15

(昭和53~58年)




高崎線 EF15

高崎線で活躍するEF15

新町~倉賀野
(昭和55年3月)






昭和50年代、幹線の貨物列車牽引機がだんだんとブドウ色の機関車から青色の機関車にとって代わられつつあり、旧型の機関車は活躍の場を狭められていった。
EF15は戦後生まれだが、ブドウ色の車体にデッキ付きのF級機でその堂々としたスタイルは好感が持てた。




高崎線 EF15

高崎線の貨物列車牽引の主力機はEF15だった。
104号機は高崎第二機関区の所属
切り抜きナンバーでは無く、Hゴムも使用していない姿に好感が持てた

新町~倉賀野
(昭和55年3月)









高崎線 EF15

高崎操から東京方面に向けて数多くの貨物列車が運転されていた
写真の175号機は長岡機関区の所属

新町~倉賀野
(昭和55年3月)









高崎線 EF15

長大な貨物列車の先頭に堂々と立つEF15
165号機は高崎第二機関区の所属

新町~倉賀野
(昭和55年3月)









高崎線 EF15

高崎第二機関区の所属186号機
緩急車だけを引く姿はのどかさが感じられた

新町~倉賀野
(昭和55年3月)






EF15について

EF15は貨物用機として製作された。
昭和22年から昭和33年まで202両が製作された。
旅客用のEF58とは姉妹機であり、部品は共通化されていた。
主電動機はEF58と同一のMT41 出力1600KW ギア比は1:4.15だった。
奥羽本線の板谷峠電化の際に投入されたEF15は勾配線区で運用された為トラブルが多発して、12両のEF15が回生ブレーキ等を装備してEF16に改造された。
また上越線用にも12両のEF15がEF16に改造された。
奥羽本線のEF16はEF64の投入に伴い上越線に転属後、10両が再びEF15に改造された。
昭和27年製造車から主電動機がMT42に変更されて出力が1900KWとなった。
直流電化の主要路線で活躍、デッキ付き電機のなかでは一番目にすることが多かった。




上越線 EF15

雪深い上越線でもEF15が活躍していた
長岡区所属の143号機

水上
(昭和55年)









上越線 EF15

上越国境越えの補機を務める76号機
水上区でEF16に混ざって活躍した

湯檜曽
(昭和55年8月)









上越線 EF15

長岡区所属の149号機
国境越えを前に一休み

石打
(昭和55年9月)









上越線 EF15

昼夜の別なく活躍するEF15
長岡区所属の150号機

石打
(昭和55年8月)









武蔵野線 EF15

武蔵野線で活躍するEF15
高崎二区所属の52号機

新秋津~東所沢
(昭和53年10月)









武蔵野線 EF15

東京郊外の武蔵野線は山手貨物線のバイパス線として建設されて、貨物輸送がメインだった
高崎二区所属の106号機

新秋津~東所沢
(昭和53年10月)









武蔵野線 EF15

スノーブロウの付いた高崎二区所属のEF1546号機

新秋津~東所沢
(昭和53年10月)









武蔵野線 EF15

一般貨物を牽引して中川を渡るEF15 195号機
当時の貨物列車はヤード間輸送方式だったため様々な貨車が雑然と連結されていた

吉川~南越谷
(昭和55年4月)









武蔵野線 EF15

新秋津~東所沢
(昭和53年10月)









山手貨物線 EF15

東京中心部でもEF15は活躍していた
今日は少し白粉を塗った103号機

原宿
(昭和53年10月)









山手貨物線 EF15

まだ地上ホームだった頃の赤羽を行くEF15

赤羽
(昭和53年10月)









山手貨物線 EF15

高崎二区の103号機

赤羽
(昭和53年9月)









中央線 EF15

中央線を走る117号機

三鷹
(昭和53年9月)









中央線 EF15

旅客列車の合間を縫って走るEF15

三鷹
(昭和53年9月)









東海道線 EF15

東海道線を走るEF15
西湘貨物~伊東間を運転されていた
新鶴見の193号機

根府川
(昭和55年8月)









身延線 EF15

ローカルムードの漂う身延線でも甲府区のEF15が活躍していた

下部~波高島
(昭和55年5月)









身延線 EF15

鰍沢口~落井
(昭和55年10月)









身延線 EF15

下部~波高島
(昭和55年3月)









身延線 EF15

EF15 21号機
EF15 21→EF16 10→EF15 21の経歴を持つ
つらら切りに面影を残す

甲府
(昭和55年)









身延線 EF15

富士
(昭和55年10月)









身延線 EF15

富士
(昭和55年2月)








武蔵野線 EF15

高崎二区所属の100号機

吉川
(昭和55年4月)









武蔵野線 EF15

昭和55年頃には新性能機が活躍の場を広げてきていたが、まだまだ活躍していたEF15
タキ43000・44000できれいに組成された専用貨物を牽引

吉川
(昭和55年4月)









東北線 EF15

EF65と重連で走るEF15

川口
(昭和55年8月)









南武線 EF15

ED16と共に石灰石輸送で活躍するEF15

矢野口~稲城長沼
(昭和55年)









青梅線 EF15

従来EF15は青梅~奥多摩間には入線できなかった
ED16引退時には線路改修により奥多摩まで入線できるようになった

古里
(昭和58年2月)









東海道線 EF15

東京区所属の180号機

品川
(昭和57年6月)









中央線 EF15

EF15を段々と見ることが出来なくなってきた昭和58年、EF15重連のイベント列車が運行された

鳥沢~猿橋
(昭和58年11月)