磐越西線は郡山と新津を結んでいて、郡山~喜多方間は電化されていた。
私が訪問した当時の旅客列車は、優等列車は動力分散方式の電車・気動車、普通列車は客車列車が多かった。
郡山~会津若松間の客車列車と貨物列車の牽引はED77が担当し、会津若松~新津間はDD51が担当していた。
磐越西線は会津若松で進行方向を変えると同時に、直通列車はここで機関車の交換を行っていた。
会津若松には運転区がありここで会津地方の鉄道の車両管理を行っていた。
ED77は支線区用として製作された交流機関車である。
ED75を種車として全サイリスタ制御、軸配置をB-2-Bの軸重可変方式とした。
最初試作機としてED93が1両製作されたが後に量産化改造されてED77901号機となった。
量産車は15両が製作された。
901号機を含めたED77全16両は福島機関区に配置されて磐越西線で活躍した。
ED77は全機が磐越西線でその生涯を送った。